先日、とある場所にてフランクのヴァイオリンソナタを演奏してきました。
名曲と名高く、好きな方も多いであろうこのソナタですが、実はわたしは割と近年になってから「好き!」と思うようになりました。
歳を重ね、色々な経験を重ねると、心の琴線に触れる音楽もそれなりに移ろうのがとても楽しいことだなと思います。
今回は4楽章のみ弾かせていただいたのですが、1楽章から全て本当に美しい曲です。(私は神尾真由子さんの演奏が好きです)
その優しさ、美しさをなんとか届けたいと思うのですが、なかなか自分の思い描くようには弾けません。
どんなレベルの方でも悩むことなのだろうとは思いますが、この理想と現実とのギャップを直視するのはなかなか苦しいものがあります(聞いている方も苦しいのでは!?と思います)。しかし練習を積み重ねるしか道は無いという点で、とてもシンプルな問題でもありますから、めげずに頑張っていきたいです。